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短編集 MN【気象系BL】

第8章 恋人始めました






「っはー!目が覚めた」
「そりゃ良かった。髪乾かした?それ」
「んー、まぁ、いいや」
「風邪ひくなよ」
「はぁい、あ!うまそう!さすが潤くん♪」
「ほしいだけ食べて」
「んーっ♪持ってっていい?」
「いいよ、つめる?」
「あー、てきとうでいいよ」
「明日レギュラーだろ?一回帰ってくんの?」
「んー、たぶん?」

外出用に上着を羽織り、
キャップを手に取った二宮。
恋人は作ったおにぎりを
ラップに包み、袋に入れた。

♪~

「ん、きた。いってくる」
「行ってらっしゃい」

スマホから流れたのは
マネージャーから着いた合図。

「にのー、」
「おっ、…ふふ、行ってきますね」
「はい」

玄関まで着いていき、腕を掴んで
グイッと引き寄せ、軽くキス。
二宮はニコッと笑い、家を後にした。




「おはよー」
「おはようございます。珈琲、飲みます?」
「あ、さんきゅ♪」
「コンビニ寄りますか?一応お弁当ありますけど」
「ん、いい。食ってきたし持ってきた」
「え?おにぎり?作ったんですか?」
「俺が?んなわけねぇじゃん」
「…家、誰かいたんですか?」
「んー、作ってくれた」
「へぇ…」
「別に事務所に報告とかしなくていいからね?男だよ」
「おとこ!?」
「なにその反応。男だよ?潤くん」
「え!?松本さん?ですか?」
「そう。なに、意外?」
「いや、んー…意外ですかね?」
「そ?仲良いよ、俺ら」
「もちろんそれは知ってますけど。2人でなんかしてたんですか?2人ってのが意外です」
「特に…俺寝てたし」
「へ?…謎なんですけど…」
「謎!ふふ…なんか、いいじゃん?謎あった方が」
「えー?気になるじゃないですか!」
「ふはは!ただメンバーと遊んでただけだよ~」
「んー、謎だ…」
「ふふ…」


二宮はバレてもいいと思いながら
楽しそうに話していた。

マネージャーが気づくのも
時間の問題だろう。

end

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