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短編集 MN【気象系BL】

第6章 不幸中の幸い




「すみません…」
「…なに、忘れたの?ド忘れ?」
「はい…すみません…」
「俺お願いしてたのって今日だけじゃない?」
「そうです…」
「いつ入ったの?なに?」
「取材が…リスケしてた分を…」
「ぁあ…こないだズレたやつだ」
「はい…」
「…ん、分かった、大丈夫。」
「いやっ、でも…」
「大丈夫だって。だってもうどうにもならないんでしょ?」
「それは……はぃ…」
「だったら謝るのも無駄な時間じゃない」
「…申し訳ありません…」
「いいって、ね?聞こえてる?」
「はい…」
「分かった。じゃあ、スタバで珈琲買ってきて。1番でかいやつ」
「ぁ…はい…」
「おごりな」
「もちろんです!」
「はい、行ってらっしゃい」


楽屋。

マネージャーがミスったみたい。
にのが珍しく怒ってるのが分かる声。

でも、言ってる言葉は優しい。
珈琲でチャラになるように
持っていく辺り、やっぱり優しい。


潤「よしよし」
和「…やめて」
潤「んー…」
和「…なによ。」
潤「…あ!」
和「は?」
潤「イライラしないで!」
和「………」
潤「イライラしないで~」
和「してません」
潤「あれ、効かない」
和「…そんなの効くのあなただけだよ」
潤「え、ばかにしてる?」
和「してない。あなたみたいに純粋な人ってこと」
潤「かず…♪」
和「もう…なんなのよ…」

いつもとなんか逆。
いつも、松潤がイライラして
にのが宥めてる図。
それがこの嵐の末っ子カップルの
通常営業の姿なんだけど。

翔「ふはははは!」
雅「も~!かわいい!!」
智「ふふふ!ね、2人ともかわいい」

このカップルに限らず、
みんながこんな感じだから
嵐は平和なんだなぁって思うよ。

潤「馬鹿にされたね」
和「完全にあなたのせいだよ」
潤「え、かずの言葉ですけど」
和「あん時はほんとにイライラしてたじゃんっ」
潤「それこそしてねぇよ!」
和「…ふふ…」
潤「ふふ…」

ほら、機嫌直ってる。
みんなメンバーの機嫌直すの上手。
まぁこれは恋人に限らずね。


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