第10章 爆豪勝己のデレが見たい!
私は考えていた。
いつもクールでカッコイイ勝己くんはどうしたら照れてくれるのか。
うーむ。わからん。
でもよく考えたら彼とはエッチなことをまだあまりしていない。
勝己くんが帰っちきた時裸エプロンで抱きしめたりなんかしちゃったら案外照れてくれるのでは?
なんて考えた私は今日その作戦を実行することにした。
いい感じのエプロンないかなぁ。と、雑貨屋さんを回ってみる。
あ!これいい!
私はよくエッチな本なんかで見るタイプのエプロンを見つけて即購入した。
お家に帰るとなかなか肌寒いが料理するし大丈夫かな。なんて思って裸にエプロンを装着した。
今日はカレーだ。
寒いし暖かいのがいいもんね。
お風呂もちゃんと沸かしたし。
あとは勝己くんが帰ってきた時にあのセリフを言えば完璧だ。
なんてしばらく作業をしていた。
ガチャガチャと鍵の開く音が聞こえた。
私はすぐさま火を消して玄関に向かった。