ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
「今無理に脱がせていただいても構わないのですが、回数を重ねていくうちに自ら肌を晒すよう躾けるのはいかがですか?」
「私好みに躾けても良いということか?」
「ええ、もちろん。クリスと同じでとても賢い子ですよ」
「クリスもとても可愛い子だったが、どうしても成長が気になるくらいになってしまったからな。ある程度まで成長した子を抱くなら私は女のほうが良い。…ちなみにこの子は奥深くまで可愛がっても良いのかね?」
「…今は、それだけご容赦願いたい。まだバージンなのですよ」
「“今は”?…ムッシュウ、私にはキミが何やら面白そうなことを思案しているように見える」
「ははは、さすがはMr.ディック。あなたには隠し事ができませんな。実は、2人は10歳にして性への好奇心が強いようで、少し目を離すと舌を絡め息を荒くさせているほどなのですよ」
「…なんと!」
「アッシュはまだ精通を迎えていないので時期はそれ次第になりますが…、オスでありながらメスとしてのセックスしか知らないアッシュに、オスの悦びを教えてやるのはどうかと思いましてね」
「まさか、ロストバージンショーということか?」
「ええ、その通り。この年齢のペアを手元に置くからには、生や性の全てを曝け出してもらわねばなりません」
「いやぁ、ムッシュウには敵わないな。そういうことなら今は我慢しよう」
「ユウコ、」
『…………』
「おいユウコ、」
『……えっ?』
「なにをボーッとしているんだ」
「まあ、いいじゃないか。私の膝が居心地良いんだろう、な?」
『あ!…うん、とっても』
「Mr.ディック。ユウコはキスが好きな子で、昨夜はアッシュを驚かせるほどのキスを仕掛けていたのですよ」
「ほう、それは興味があるね」
「…だそうだよ、ユウコ?」
パパから教えられた最後のこと、それは…
「…Mr.ディック、私…キスがしたいです」
キスをねだりなさい。