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同じ屋根の下で【気象系BL】

第50章 秋の風物詩開催!


‹パーーーン›

雅「あっ智兄、さくらちゃんだよ」

智「おー、さくらホントに速いな」

スタート地点から見ていて、さくらが駆け抜けて行くのを見送っていた

…何か本当に大きく育った親戚の子供を見る感覚だな…

「大野雅紀さーん」

雅「あ、はい」

「こちらに並んでお待ち下さい。続いて大野智さん」

智「はい」

案内に従って並んだけど、どうやら雅紀とは組が違っている様だった

雅「なんだ…智兄とは組が違うんだ」

智「同じ組に同チームの選手は入れないんだろ」

暫く待っていると雅紀の組が呼ばれ、いよいよスタートとなった

‹パーーーン›

おーおー…スタートと同時に飛び出して行ったなー…雅紀

…って…さっきより黄色い声援増えてないか?

そうこう言ってたら、やっぱり雅紀がダントツで1位になってた…

…さくらも嬉しそうに雅紀の所に走って行ったな…

次に俺もスタッフに呼ばれてスタート地点に並び

‹パーーーン›

ピストルの音と同時に飛び出した

そういえば、こうやって走るの何年ぶりだろ…

そんな事を思いながら走り抜け、気が付いたら白いテープが目の前にあった

さくら「ヤッター!智パパも一等賞だー!」

雅「智兄はやー…」

智「はぁ…はぁ…あー…しんど…」

…こりゃ…運動不足だな…明日筋肉痛になりそ…

雅紀とさくらと翔くん達がいる所に戻ると

潤「お疲れ様ー。凄いね兄さん達」

和「流石に速かったですね」

さくら「翔ママ!さくら一等賞とったよ!」

翔「うん、さくらちゃん凄い早かったね」

さくら「えへへ」

翔くんに褒めてもらって嬉しそうだな…

和「けど、兄さん達が走ってる時だけ煩かったですね…声援が…」

潤「うん…凄かった」

智・雅「え?そうなの?」

全然気付かなかったな…

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