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同じ屋根の下で【気象系BL】

第40章 嵐の前の暴風


潤「えっ?い、許嫁って…どういう事?」

翔「…また彼女の思い込みか?」

雅「俺も知らないけど?」

…へ?雅紀兄さんも知らないって?

和「思い込み以前の問題ですよ」

潤「…どういう意味?」

智「いや…俺にもよく解んねーんだよな…」

瑞「ちゃんと約束したもん!間違いないわよ!」

智「だから何度も言ってるけど、俺は覚えてないって」

瑞「あの時よ!私達が年長組の時…!」


ーーー数十年前(回想)ーーー


智『…ふぇーん…』

瑞『さとしー、おへんじはー?』

智『みずきちゃーん…ぼくのクレヨンかえしてよー…』

瑞『かえしてほしければ、やくそくしなさい!』

智『ひっ…く…や、やくそく?』

瑞『しょうらい、あたしとケッコンすること!』

智『…ケッコン?』

瑞『そ!じゃなきゃ、このクレヨンすてるわよ!』

智『えーん!わかったよー』


ーーー回想終わりーーー


翔・潤「・・・」

瑞「ね?ちゃんと約束してるでしょ?」

翔「…それは約束じゃなくて脅迫だろ…」

…確かに思い込み以前の問題だな…

智兄さん気の毒に…

瑞「とにかく!私は智の許嫁なの!解った!?」

その時智兄さんは大きくため息をついて

智「瑞希…これ」

瑞「…ん?」

智兄さんは瑞希さんの目の前に左手をかざした

そこには指輪が…

智「俺…結婚したから…」

瑞「…え?」

さすがの瑞希さんもこの智兄さんの発言には、目を見開いて驚いていた

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