第36章 commit a fault(4)
~雅紀side~
あれから暫くして潤が戻って来たので、和が話をしてみた
潤は少し驚いた表情をしていたけど
潤『…そうだね…ありがとう…』
そう言って嬉しそうにしていた
その後、今はまだ警察もずっと潤を見張ってるから、迷惑かけれないと言って和とホテルに戻っていった
そして智兄も隣に帰り、またこの家には俺と翔ちゃん2人だけになってしまった…
…こんな広い家に2人だけ…
今まで5人でワイワイ賑やかにしてたから、やっぱり寂しいよな…
リビングのソファーに座りボケー…っとそんな事を考えていたら
翔「…雅紀…どうした?」
俺の前にいつの間にか翔ちゃんが佇んでいた
雅「あっ翔ちゃん…ごめん、何でもないよ」
すると翔ちゃんは俺の隣に座り
翔「…今まで煩い位賑やかだったから、いきなり2人になって空虚感が半端ないな…」
雅「…うん…でも、多分大丈夫だよ。この件が済んだら潤も和も戻ってくるよ、きっと…」
翔「…え?」
…あっ…そうだった…翔ちゃんはさっきの話聞いてないんだった
俺はさっきあった事を翔ちゃんに説明した
翔「…じゃあ潤は…」
雅「うん、きっと戻ってくるよ。だから…」
そこまで話して、翔ちゃんは突然俺に抱き付いてきた
翔「ありがとう…雅紀なんだろ?話してくれたの…」
雅「えっ?な、何で解ったの?」
翔「何時もそうだから…雅紀は俺の…俺達の気持ちを一番汲み取ってくれて、そして一番欲しい言葉をくれる…」
雅「翔ちゃん…」
翔「…俺も…欲しいな…」
雅「…え?」
翔「雅紀が…欲しい…」
雅「しょ…ん…」
そして翔ちゃんは俺にソッと口付けてきた