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同じ屋根の下で【気象系BL】

第33章 commit a fault(1)


~潤side~

潤「え…っと…ここか…」

俺はハガキを片手に、あるホテルの前に来ていた

入ってすぐ場所を確認してエレベーターに乗り、時計を確認すると

潤「あー…もう7時回ったな…」

会が6時からだったから、もう1時間過ぎたな…

けど、店を閉めてから行くって圭人には言ってたし…

エレベーターの中でブツブツ独り言を言っていたら、エレベーターが止まりドアが開いた

潤「あ、あった」

エレベーターから少し歩くと、部屋の入り口に

『嵐が丘高校 第三十二期生同窓会様』

と書かれた案内板が目に入った

潤「遅くなりました」

ドアを開けて中に入ると、皆が一斉にこっちを向いて

「キャー!潤くん!」

「おー!やっと松本が来たー!」

そう言って迎えてくれた

「おーい潤!こっちこっち!」

潤「圭人、久しぶりだな」

圭人に呼ばれて空いている席に腰かけると

「潤くん久しぶり!」

「ねーねー私の事覚えてる!?」

「松本くん喫茶店してるんでしょ?今度行って良い?」

回りにいた女の人が何故か集まってきて一斉に話しかけてきた

潤「え…えーっと…」

圭人「おいこら!潤が迷惑してるだろ!しっしっ」

「えー!何よ林田!」

潤「ごめん、また後でね」

「んー、潤くんがそう言うなら…」

はあー…やっと静かになった…

圭人「そういえば和也くん達は元気か?」

潤「ああ、皆元気だよ。和が圭人に宜しくっさ」

圭人「…俺、会いに行っても大丈夫か?」

潤「いつでも来いよ。和も待ってる」

そう言うと圭人は少し照れたような顔をしていた

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