• テキストサイズ

星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★Aキャプテン・アメリカ

「やっぱりキャプテンよね」
「ほんと? 私はソーだわ」
「あら、ミスター・スタークも捨てがたいわよ」
「分かってないわね、バートンさんよ」
「バナー博士も凄いって噂よ」
休憩室を通りかかると、中から女性エージェントの世間話が聞こえてきた。なにが凄いの、と突撃したい好奇心に駆られたけれど、男の俺が輪に混ざれるとは思えない。ああいうのは同性相手だからぶっちゃけられるのだ。聞き耳を立てなくてもヒートアップしていく彼女達の声が主語を『筋肉』だと定めてくれた。まあ仮にアッチのサイズとかだとしても、俺はその中の一人の具合は良く分かってる。誰かって? 嫌だな、題名見てないの?

★Aキャプテン・アメリカ(連載主if)
※傭兵→蝙蝠→伝説の順で時間移動した続き

無事にサラ率いるレジェンド達と別れを告げ、元の世界に帰ることが出来た。レイが調べてくれた経緯によれば、俺はあちらの世界の理に従って時間移動をしていた為にピム粒子を使わずに済んでいたらしい。元の世界に戻る時も彼らの船でタイム泥棒をする前の時間軸まで送ってくれたので、実害はまるでなかった。
(……その筈だろ、サラ、レイ!)
――スティーブが瞳を零しそうなほど目を見開いて驚いた後、トニーやソーの名前を叫んでから俺に駆け寄ってきて熱烈なハグをかましてきた。意味がわからず戸惑っていれば、背後からスコットやロケットが俺の名を呼んで喜んでいる。続く台詞に冷や汗が吹き出た。
「どれだけ心配したと思ってんだ! お前もサノスに消されちまったとばかり!」
「ああ、良かった! とにかく今は無事を喜ぼうよ!」
「…………は!?」
俺が素っ頓狂な声を上げるとスティーブはゆっくりと身を離して自身の潤んだ眦を拭うと、嬉しそうに微笑んでから「君まで喪ったかと」と呟いた。……レジェンドよ、どうやら俺が帰ってきた時間軸は『俺もサノスに消された時間軸』らしいぞ。

/ 263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp