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君についた嘘、君に注ぐ愛

第2章 フェイタンと少女の出会い


〜約4年前〜
(カナメが10歳の頃)

外から悲鳴が聞こえる。
あぁ、今度は建物の中からだ…

かなり足音が近づいてきている。
おそらく四人であろう

あぁ、また悲鳴が聞こえた。
この声は扉の前からかな?
きっと扉の前に立たされていた見張りが殺られたのだろう。

もうお終いだ…な…

そう思った時、扉が開く

もうお終いだ…

妾の隣にいた雇われた念能力者もなすべき事なく無様に殺られてく。

妾も死ぬのかな…?

そう思うと涙が零れた。


?「この子がクローデット財閥の一人娘かな?」

金髪の男がそう言う。

?「そうじゃないのか?

まぁ、一人娘とは言っても養子だがな

顔は似てるわけねぇよな」

今度は同じく金髪の眉なしの男が答える。

?「どうにかして調べる方法はないのか、シャル?」

今度はピンクの髪の女が言う。

?「どうにかって言われても…」

どうやらこの金髪の男、シャルと言うらしい。

?「それなら本人に聞けば良いね」

ずっと無言で立っていた小柄な黒髪の男がそう言う。

なるほど…という面持ちで妾の顔を覗き込む三人。
いきなり此処を襲ってきた奴等に恐れる妾を横に少し笑みを含んだ顔でシャルと言う男がこう聞いてくる。

シャ「君、クローデット財閥の一人娘(養子)のカナメ=クローデット?」

妾はおそるおそるコクりと頷いた。
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