第21章 後記

ここまで読んでいただきありがとうございます。


櫻「え？」

いま、なんて？

松「手紙が、きた？」
大「そう。お父さんの手術無事に終わって、療養中って。みんなにありがとうって伝えてって」
二「…大野さんに」
大「うん」
相「そっか～。親父さん元気になったんだ～…。凄そう(笑)」
大「そんなごっつい感じだったの？」
相「マジでガテン系。ムッキムキだったから！」
大「えええ～？ホントにぃ？想像できないな～」
相「ホントだって！」

って！

櫻「その前にちょっといいかなっ？」
大「え？」
相「なに？」

同じ顔で『？』飛ばしてる二人にこんなこと言うのも何だけど、でもここ、スルーできるとこじゃないからっ。

櫻「確認だけど。手紙、家に届いたんですよね？」
大「うん」
二「大野さんちに？」
大「？そうだけど。え、なんで？」
松「事務所じゃなくて？」
大「うん。あ、持ってくればよかったか、手紙」
二「や、そういうことじゃ、なくて…。ねえ？」

彼女を家にあげた。それは知ってる。だが。

それと住所知ってるってのはまた別問題じゃなかろうか！？

と、我々（櫻井・二宮・松本）は思っているわけですよっ。

相「ん？え、ちょっと待って。リーダー…住所教えたってことっ？」
大「え？…あー…。ま、まあ…」
松「ぅおーい」
相「ちょっとリーダー！どういうことっ！？」

ようやく重大事実に気づいた相葉くん、猛攻をかけております！そうだそこだ、いけいけっ。


相「…わかった。んじゃ、俺にも教えて。お歳暮とか送るから。いいでしょ？俺にも教えてくれたって」
大「ええ～…？」
相「ちょっと？何でだよっ？おかしくないっ？ねえっ！」
大「だって。相葉ちゃんとは、会うじゃん」
相「会うけどっ。俺だって、家に、送りたいのっ。何なら手紙だって送るよ？年賀状とか！ファンレターとかっ。いっぱい出すからっ」
大「いや～…。別に、いい…」
相「リーダーッ！？」
松「…ファンレター？(笑)」

俺らの言いたいこととはちょっとニュアンス違うんだけど…。熱量がすごいから、相葉くんにお任せしましょうか。

てか、この流れでいくと俺らの住所も…


櫻・二・松「…」←同じ気配を感じている。


よし。


櫻「別室で、ツアーの打ち合わせでも…？」
松・二「いいね！」


ふふふ。

逃げるが勝ちっ！！