• テキストサイズ

さぁ、お勉強のお時間です

第3章 僕とデートして下さい


「あれ、ハイセ食べないの?」
「甘いものは苦手ですので」
「なんで頼んだのよ」

「どうぞ?」

「え」

「悩んでおられたでしょう?こちらと」


「………あたしに?」


「ええ、2つは食べすぎですか」
「食べるよ!」
「そうですか、では、どうぞ?」



ひとつ、400円。


ハイセがパパから預かってるのは、カードのみ。


つまり現金で購入したこれは、ハイセのポケットマネー。



「………ありがと」


「ええ」


たった800円。
だけど。
ハイセがあたしに支えているのは『仕事』。
ただの仕事なのに。
わざわざ買ってくれたクレープがすごく、なんだかよくわからないけど。


嬉しかった。



/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp