第2章 モノクロの世界
目が覚めると綺麗な女の人が居た。
その人はとても可愛い容姿の人だった。
「え⁈…私の瞳は紫だった筈…如何して…」
お母さんと一緒だったアルビノの紫の目は赤色になっていた。
でも、拾ってくれたその女の人は「お揃いね」
と気にしないように明るく接してくれた。
その人は外国人と見間違うような可愛い容姿で、お人形さんみたいだった。
後にもう一人お人形さんみたいな人に会う。
私を引き取って下さったその女の人は白さんと云って、マフィアの人で、異能力保持者だった。
異能も持たない私を何故拾ったか。と聞くと「可愛かったから♪」
と云われる。
その後白さんの家に居候させていただく事になり、家に上がって少しすると、男の人が二人来た。
名前は太宰さんと中原さんと云い、
太宰さんには凄く警戒されてしまい、中原さんが窘めていた。
その後治さん、中也さん。と呼ぶ位までになった。
白さんが中也さんの家に行く時は治さんの家に泊まる様になっていた。
私が作った料理を治さんは何時も美味しいと云って下さって。
四人で過ごす事もよくあった。
白さんと治さんは料理が苦手で私と中也さんは料理が得意。
二人が仕事をしてる中、中也さんと二人で料理をする。
そんな日の中、気付いたら、
__治さんを好きになっていた_
治さんは白さんが好きなのに。
そっと想っているだけでいいと、気持ちは箱の中に入れた。
表に出さないようにだけして。
想うだけなら。
そう思っていた。