• テキストサイズ

銀魂×鬼滅の刃

第2章 始まり





悲しいのは私だよ....姉上はいいよね、愛されてて....私は血の繋がった家族にすら愛してもらえないのに

姉上だってどうせ人ごとだとおもってんでしょ....


『それでは失礼します』


退室してから自分のごはんを自分の部屋に運んで1人で食べる

これが私の朝、いつもの日課

特に何をしたわけではないのに兄上に嫌われている


『何もしてないのに...』


考えれば考えるほど悲しくなる


『でも、考えるだけ無駄なんだろうな...』


考えることをやめてご飯を食べ終えた

午前中に掃除に洗濯などの家事を終わらせる

これも全部私の日課だ....まるで使用人みたい....

でも、家事さえやってしまえば湊兄のところに行ける

湊兄との時間は1番幸せな時間....

湊兄とは泣いているときに声をかけられたのがきっかけだった

いつも優しくてたくさん遊んでくれて

私の兄のような存在...血の繋がりがなくても私のお兄ちゃん....大好きなお兄ちゃん

この時間があるから私は頑張れる

湊兄のことは誰にも話していない

....私の秘密のお兄ちゃん

家事を終えて家を飛び出して湊兄のところまで走る

少し走れば湊兄の家が見えてきて湊兄は縁側に座っていた


『湊兄!』


駆け寄って抱きつくと湊兄の暖かさを感じた


湊「ヨツバ....」


優しい声で私の名前を呼んで頭を優しく撫でてくれる

ああ、とっても幸せ....とても落ち着く


湊「今日は何をして遊びたい?」


『この間行ったお花畑に行きたい!!』


景色が綺麗でポカポカしてて暖かい場所....


湊「いいよ....帰りにお団子でも食べに行こうか」


『やった!!』


お花畑までの道を手を繋いで歩く

少し高い場所にあるので上り坂だ


『わあ!いつ来ても綺麗!!』


お花畑の中にねっ転がって空を見上げる

雲がゆっくりと流れていく

湊兄が横に座って私の頭を撫でた

ああ、安心する、暖かい


『あれ、眠たくなってきちゃった』


湊「寝てもいいよ」


その言葉にそっと目を閉じた


湊「おやすみ、ヨツバ....俺の可愛い妹」


おやすみなさい、湊兄


/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp