第2章 嫌な予感...
冬が終わり、春の桜も緑の若葉に埋めつくされてきた頃...。
私は何度この光景をみただろうか...外を走り回っていた記憶がつい最近のように思える。
私は大学生になり今回で数回目になる授業で集中出来ず窓を眺めていた。
貴「あの鳥見慣れない鳥だ...この辺には生息していない、記録しとこう」
私が何時も持ち歩いている手帳を取り出したとき誰かの手によって視界から消えた。
?「なぁにが見慣れない鳥だ記録まで、私は授業に集中していない君が見慣れないのですが」
犯人は先程まで黒板に向かって文字を書いていた教授だった...。
貴「すみませんでした...」
教「この手帳は私が預かっておきます」
案の定このハゲおyゴホン.....教授に没収されるはめになった。
あの手帳は大事なものだから早めに返してもらいたいのだが、その為には授業後の小テストで満点をとらないと無理そうだ。
貴「全く、めんどくさい...」
まぁこの程度の授業ならば楽に点は採れるだろう。
私は最後まで集中できずまともに授業を聞かなかった←
〜授業終了〜
茉「華夜ーー!!珍しいじゃん授業を聞かなかったなんて!どしたの」
授業が終わり急に話しかけてきたのは空澤 茉美、大学に入り隣の席だった為話をすると意外にも気が合い仲良くなった。
茉「おーい?医務室行っとく!?」
貴「あー大丈夫大丈夫!それより手帳どうしよ.....」
茉「そうそう!あれ何書いてたわけ?」
貴「鳥の記録」←
.....何だろうか、この"変な趣味が芽生えたのね"と言う気持ちのこもった哀れみな視線は
貴「断じて違うからね!?なんてゆーか...こう胸がざわざわーって感じ?」
茉「え...恋?」
話が噛み合わない...何時まで続くのだろうと溜め息を吐いたとき茉美が真剣になった。
茉「冗談だって!でもなんか今日はおかしいよね.....」
そう、さっきから感じるこの感覚何かが起きるような感覚に近かった。
貴「ねぇ...今日学生寮脱け出さない?」
茉「どえぇぇ!?まっまぁいいけど;;」
余りと言うか規則は出来る限り守っている私のこの発言には驚いたようだった。
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この感覚を理解するのはそう遠くは無い