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GIOGIO/Breve modifica
第10章 fallita【ブチャラティ】
重たい瞼を持ち上げた瞳に飛び込んできたのは、一面の白、白、白。
清潔なシーツ、薬品の匂い、動き回る人々の足音。
「!! チヒロ、気がついたかッ!」
私の目が開いている事に気づき、慌てて立ち上がったのはミスタだ。
…………ここ、は……病院。
途端、ぼんやりとしていた頭が急速に覚醒する。
「ミスタ、アイツは!?アイツはどうなったの!?」
目覚めた私の第一声は、状況の確認でも、隣についていてくれたらしいミスタへのお礼でもなかった。
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