第3章 episode 0
浦「おはようっス、光さん...毎日起きるの早いっすね..」
『おはようございます浦原さん。そろそろご飯ができるので顔を洗ってきてください。』
浦「んぁ..もうそんな時間っスか。 ふぁぁぁ..」
テ「おはようございます店長。」
浦原さんは朝マイペースに、時間は特に気にせずに起きる。
早い時もあれば遅い時もある。
今日は比較的早いほうかな?
『...浦原さん、ご飯ですよ。こんな所で寝ないでください!』
テ「む...光殿。店長は私がお連れ致しますゆえ、食事をお願い出来ますかな?」
『分かりました、テッサイさんお願いします。』
テッサイさんは「うむ」と頷くと店長を起こし半強制的に顔を洗いに行かせた。
その間に他の食事を準備。
黄色い卵焼きにほうれん草のおひたし、鮭の塩焼きとお味噌。
忘れちゃいけない白いほかほか白米。
卵焼きは自信作だったりする。
ちゃぶ台に並べていると雨ちゃん、ジン太くんが顔を出す。
『おはようございます、雨ちゃん、ジン太くん。』
雨「おはようございます...」
ジ「おはよう...ふぁぁ」
『もうご飯なので待っていてください、浦原さんもそろそろ来ると思います!』
雨「わかりま...いたた、痛いよジン太くんなんで引っ張るの...」
ジ「お前の方が鮭大きい!! 雨のクセに生意気なんだよ、そっち寄越せ!!」
ジン太くんが雨ちゃんのツインテールをグイグイ引っ張る。
こういう光景は日常茶飯事だけど、流石に雨ちゃんが可哀想。
『ジン太くん、私の鮭を半分ジン太くんにあげます。だから雨ちゃんの髪の毛を引っ張るやめてくださいね。』
そういうとジン太くんは「よっしゃ!!」と嬉しそうに笑い雨ちゃんのツインテールを離した。
雨ちゃんは「痛かった」と涙目。
朝から可哀想に...
そうこうしているうちに浦原さんとテッサイさんが帰ってきた。
浦「ではいただきましょうか。 今日の卵焼きは綺麗に出来てますね、とても美味しそうっス!」
『実は自信作です。 今日はとっても上手く焦げつかずに焼けたんです! ...そう言えば夜一さんは?』
浦「夜一さんはちょっとしたワタシからのお願い事で外に。 昼頃には帰ってくるはずです。だから先にいただきましょう」
一緒に食べたかったのに、残念。