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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第67章 コンプレックス 1


 翔side

 僕、海堂翔 高校2年 16才

 翔『お願いします』

 父『この調子で頑張れ』

 翔『はい……』

 テスト100点を取っても

 成績で1位取っても

 父の視界の中に

 僕はいない……

 何をしたら認められて(誉められて)

 何をしたら怒られるの? 

 離婚した両親……

 僕なんで父に引き取られたの? 


 和也side

 俺、二宮和也 高校2年 16才

 父『もう少し、余裕を持てないのか? 潤みたいに?』

 反論する気も起きない

 2つ上の兄と同じ100点を取っても……

 誉められるのは兄

 人との摩擦を避けるため身に付いた

 人との距離の詰め方って無駄なの? 

 二宮家になんで俺が…… 兄が大事なら……



 潤side

 俺、松本潤 大学1年 18才

 潤『カズ!』

 和也『何?』

 潤『イヤなんでも……』

 和也『あ、そ』

 2つ下の弟…… 人との距離の詰め方が上手い

 俺には出来無い……

 成績より

 そういう能力の方が

 世の中に必要なんじゃねぇの? 

 母が会いたがっている…… 言えなかった

 母に引き取られた俺……

 母はカズを心配している


 雅紀side

 俺、 相葉雅紀 高校2年 16才

 母『もう少し……!!』

 父『煩い!!』

 俺が、明るく生きて

 両親が仲良くなれる様に立ち回れば

 って頑張って来たけど……

 もうイイヤ(親に対して)

 でも……

 不器用にもがいてる人を見ると

 苦しくなるんだ


 智side

 オイラ、大野智 高校美術教師1年目 22才

 母『智、むりしないで……』

 智『無理なんかしてないよ』

 母『好きな事をして欲しいの……』

 病気で入退院を繰り返している母

 女手一つで、オイラを育ててくれた

 "安定した仕事"で……

 智『好きな事してるから、心配ないよ……』

 たまに逃げだしたくなる

 そんな自分がイヤだ
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