第61章 キミの声が聞きたくて11

　和也｢ほんと最低な男だ。その罪を翔ちゃんに擦り付けたんだよね？｣

智｢梓さんの気持ちを思って、罪を被って、そのために翔ちゃんは…｣

　一年間、少年院に入る事になったんだよね？

　俺は、オリト商事に入社したのは、必然… 運命と感じたんだ。翔ちゃんを救うために俺は、オリト商事を選らんだって

　オイラ、運命って本当にあるって思ったんだ。翔ちゃんを、救うためマサキくん、ジュンくんの担任に選ばれたって

　折戸は翔ちゃんの事、言い方悪いけど見張る為、同居を強要し、自分の会社に勤めさせて、自分の友人のラーメン屋に… 翔ちゃん可哀想だ

　折戸は、翔ちゃんのお母さんが入院されたのをいい事に… マサキくん、ジュンくんはそんな翔ちゃんを助けようと
　
智｢マサキくんとジュンくんが、描いた絵は…｣

和也｢その日見た事を絵描いた絵で、二人は…｣

和也.智｢翔ちゃんを『助けて』と…｣

翔｢あの日の事、2歳だったから忘れているだろうって… 助けてくれようとしていたのに。可哀想にあの子達叩かれて…｣

智｢本当に許せないよ。あんなちっちゃい子供を… その為に児童相談所や雅紀くんに、相談出来たんだけど｣

和也｢翔ちゃん、自分の罪を上手くごまかして来た折戸が、あっけない程にボロを… その日翔ちゃん考えたくないけど、何かされたんじゃないの？｣

　瞬間、怯えた表情に… 翔ちゃん…

和也.智(マサカ)