第35章 Twin ray 恋人達編1

　ショウ「んっ…… カズ王子、ジュン王子、貴方方のお母上の相手への深い想いと、貴方方を思う深い気持ちは伝わって来た。だからこそ私はこの世に生をを受けてはならない人間だったのではないか？」

　些細な刺激に艶ぽい声で反応し、尋ねて来た ショウ王子の言葉に違和感を？　

　カズ「ショウ王子？　お父上のお気持ちはどの様に理解しているのですか？」

　ショウ「母上の想いを汲み取り、貴方の父上に。という事は素晴らしいと思いますが、兄上の母上様を想いながら…… 寂しいから私の母上と…… そこの所は理解が出来ません」

　カズ「ショウ王子のお母上のお名前は、ショウレイですよね？　私の母上もです。それにお父上は『ショウレイを愛しているのも真実なら、ジュンレイを愛し続けるのも真実』と仰ったそうですよ？」

　ショウ「ショウレイを愛しているのも真実なら？」

　なるほど…… 一番大事な所を飛ばしたのですね…… 王様。姉妹である二人を本気で愛し、ジュン王子、ショウ王子の母上に対する想いをおもんばかって……

　ショウ「カズ王子と、私は…… 兄弟？」

　気が付きましたか？　可愛いですねショウ王子は

　カズ「ショウ王子？　私が兄です。私は、気が早くて…… 貴方と同じ日に生まれたんです。オマケに数分早く生まれた（笑）。父は、母の想いを…… 貴方を☆☆国にと望んだ事を汲み取り、☆☆国の王様に託した……」

　フム…… ギャップ萌ですね

　凛として、隙がないように見えて…… プチパニックに弱いとか……

　可愛い過ぎますよ…… ショウ王子

　チュッ

　ショウ「キ？　キス？　何で同じベッドに居るのだ？」

　カズ「ここは私のベッドです。当たり前でしょ？　私が横になるのは。それに愛しているからキスをするのですよ……」