蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第128章 色香を隠していても… 恋人達編2
翔&和也&智
寝室
ダメ元で
和也「川の字になって寝ようよ」
って言ったら
翔「いいよ」
って翔ちゃん
俺も、サトくんも
オイラも、カズも
翔ちゃんと、愛し合いたいと思っちゃてる訳で……
和也「翔ちゃん…… 抱きたいって言ったら怒る?」
もう、正直に言うしか無いよね?
翔「いいよ」
また、拍子抜けする位アッサリと……
智「翔ちゃん…… 抱きたいってセックスの事だからね?」
翔「セっ、セックス?」
やっぱり……
和也.智「翔ちゃん? 大丈夫?」
固まっちゃた翔ちゃんが心配になって
翔「オレ、初めてなの…… 下手だったら…… ゴメンね」
翔ちゃんって……
和也.智(小悪魔……)
目元にkiss
和也「ショウちゃん、髪長いね?」
鼻先の頭にkiss
翔「皆、ハブにしたくせにっ、好きっとかっ、やだぁ」
智「目立たない為?」
翔「んっ」
何となく分かってたよ、俺
何となく分かってたよ、オイラ
富永の居ない所では皆、ショウちゃんと仲良くなりたかったんだろうなって……
馬鹿な事聞いちゃった……
本気で告白したんだろうね?
けど、ショウちゃんからしたら嫌がらせ……
和也「皆って……?」
ペロっ
翔「やっ、みみっ」
人間不振になって、メガネや、髪型で自分を守ってたんだね
和也「好きな相手が苦しんでたら、俺は……」
智「オイラは、何が何でも助けるよ……」
翔「ウソだっ…… 皆で手のひら返したくせにっ」
そう言って泣いちゃったショウちゃん
ショウちゃんの事を『好きだ』って言いながら、苦しめた奴らが許せない! って思う側から
側にいた奴が羨ましい! なんて、変な感情に、苛まれて
大切で。大好きなショウちゃんを泣かせるとか
俺はバカだ……
オイラはバカだ……