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拾われました【歌い手】

第4章 After the Rain


秀華『それって恋愛的にもですか?』

センラ「!!ゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッ」

センラさんが咳き込む

センラ「だ、誰に聞いたのそんな事」

秀華『まーしぃ』

センラ「やっぱり」

センラ「それは大人になったら教えますよ」

秀華『大人…か』

大人って簡単になれるのかな



私とセンラさんは図書室に

ガチャッ

すると座り込んでいるまふまふさんが居た

まふまふ「消えろ」

まふまふさんの威圧が凄い

秀華『嫌です』

まふまふ「何で」

まふまふ「何でお前らは何もなかった様暮らす」

秀華『だって私には何もないですし』

感情も

まふまふ「まだそれを言うのか」

秀華『本当の事です』

まふまふ「黙れ
何も知らない癖に」

秀華『何も教えてくれない癖に』

まふまふ「…うるさい」

秀華『私に怒りを感じる理由も』

まふまふ「…知らない」

秀華『何も教えてくれなかった』

まふまふ「だから何だよ!
そもそもお前らがこういう風にしたんだろ!!!
自分達がやったことを認めろよ!!!」

秀華『だからお前らって誰ですか!
私は何も知りません!
いつになったら分かるんですか?!
何故私がやってもないことを
認めなきゃならないんですか!!!』

私は初めて叫んだ

いつの間にか皆さんが来ていて

驚いた表情をしていた

私も自身に驚いていた

まふまふ「…何もやってない?」

秀華『そうです』

まふまふ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」

秀華『…怒りが収まらないなら
私を殴ったりすればいいです』

まふまふ「ッ…!!」

まふまふさんが私の胸ぐらを掴み

殴ろうとする

が、殴れなかった

そらる「まふまふもう分かってるんだろ」

そらるさんがそういうと私から手を離し

再び俯くまふまふさん

私は何故かまふまふさんを撫でた

まふまふ「ッ…ぅ…うぁ…」

ギュッ

秀華『!』

まふまふさんが泣き出す

そして私を抱き締める

まふまふ「ごめん…ごめん…ごめん」

私はそのままの体勢で目を閉じた
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