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【黒子のバスケ】キセキと私。

第21章 可愛い子拾いました。




伊月先輩に問われた質問に彼女はポカーンとし、我に返って口を開いた。


『えと、なんか海合宿の時に流れで。仲間意識がほしかったんじゃないですかね?意外と寂しがりやですよ!』


そう彼女は笑っていた。
きっと火神君はそんな理由で名前を呼んでほしいと思ったんじゃない。
でも、それを彼女にいうことはきっとない。


黒子「・・・そうなんですね、いつのまにか名前呼びになっていたのでびっくりしました。」


『え、そんなびっくりした?そんなたいしたことじゃないのに。』


はい。さんにとってはたいしたことじゃないかもしれません。
でも、ボクにとって・・・あなたを好きな人はみんな、その小さな出来事に焦りを感じているんです。


黒子「(・・・まぁ、そんなこと本人には言えないですが。)さんが鈍感でよかった。」


『え?今何か言った?』


僕はいいえと言って、彼女は仕事へと戻っていった。


黒子「・・・先輩には負けません。」


日向先輩に、小さな宣戦布告。


日向「っ!?なんだよいきなり。意味わかんねーつーの!!」


伊月「ッフ、青春だね~。」




とりあえず、さんと火神君が付き合ったりしてなくて安心しました。



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