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満開桜

第13章 合宿Another story② 伏見臣 甘微切?夢


「ぅ…っく、…臣ぃ〜、わたし変なのかなぁ〜…なんで素直に…言えないんだろ…」
臣『どうしてそう思うんだ?』
めぐの話を聞きながら抱きしめ背中を摩る。言葉にしないが背中を摩る手からゆっくりでいいと言われているような気がした。
「みんなに…わたしを、わかってほしい…でも、…知られたら嫌われちゃう…それは嫌だけど…嫌われたくないけど、知ってほしいの…ワガママだよね、わかってるから、言えなくて…」
臣『よく頑張ったな。隠してるの大変だっただろ?めぐはよく頑張った。もう大丈夫だ。今日からは俺がお前に踏み込むから。だからめぐも俺に踏み込んできてくれ、な?』
優しく背中をさすっていた手が今度は力強くめぐを抱きしめる。俺が守るから、そう言われたような気持ちになった。
「臣はそれで辛くないの?わたしが踏み込んでいいの?」
臣『めぐになら全部晒け出せるよ。心配するな。そんな柔な男じゃないぞ』
「ふふっ、臣。ありがとう、臣が守ってくれるなら安心だね♪.」
臣『その笑顔は初めて見たな。写真に収めておきたいところだが、これは俺だけの秘密にしておくか』
「いつもと同じだと思うけど?」
臣『俺から見たら違って見えた。さ、そろそろ寝ないとな。明日もまた頑張ろうな』
「うん!臣、一緒に寝てもいい?」
臣『あぁ、いいぞ』
「やった♪臣あったか〜い…なんか…」
臣『大丈夫だ、俺がお前を守るからな…おやすみ…』
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