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満開桜

第38章 香水 セレブ組 甘裏


談話室
万里『Jagglerの新作の香水、モデル天馬なんだな』
「マジか」
雑誌を読んでいた万里がページを指す。見ると1ページ一杯に天馬が香水と写っている。
「普段のポンコツからは想像しづらいイケメン具合だね」
万里『お前、天馬のファンに聞かれたらやられんぞ』
「こわーい。でもどんな匂いか気になるなぁ」
万里『多分もらってんだろ。帰ってきたら聞いてみろよ』
「そうか、天馬にLIMEしとこ【新作の香水の匂いってどんな感じ?帰ったら知りたいなぁ】」
ピコ♪
「レスはやっ…万里、天馬が香水くれるって!」
万里『さすが天馬だな。俺も匂いどんなんか知りてえから後で天馬の部屋一緒に行こうぜ』
「そうしよー」
ーーーーーーーー
コンコンコン
天馬『おぉ、入れよ』
「おじゃましまーす」
万里『邪魔すんぞ、って幸いねえの?』
「香水嫌いだからわたしの部屋で寝るって」
万里『あー、理解したわ』
天馬『これが新作のやつだ』
万里『へぇ、さすがラベルも凝ってんな』
「ね、瓶も綺麗な色」
天馬『あと、…これ、やるよ』
「ん?わたし?」
天馬に渡された小ぶりの包装を開けると中には色違いの瓶の香水が入っていた。
天馬『なんかペア、らしくて…スタッフの人がせ、せっかくだから2つとも持って行って、いいって言うから…女物だから、俺はつけらんねーし、』
万里『天馬、キョどりすぎだろw』
天馬『な!』
「貰っていいの!?ありがとう!」
天馬『お、おう』
貰った香水を足首につけるめぐ。それを不思議そうに見つめる天馬。
天馬『香水って手首と首に付けるんじゃないのか?』
万里『まぁ一般的にはな。ただ匂いって下から上に香るんだよ。』
「そ、だから足首か膝の裏につけると匂いが強いタイプでも微かに香るくらいになるからいいんだよ」
天馬『へぇ、そうなのか。知らなかった。』
「何だろう、花っぽい匂いだね。この匂いすごい好き」
万里『一応公式は芍薬って書いてあるぜ』
「へぇ、あんまり使われてないよね?すごい好き!天馬ありがとう!」
天馬『気に入ったんなら良かったな』
万里『香水って付ける人間によって変わるから面白いよな』
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