• テキストサイズ

満開桜

第30章 ドンシリーズ 甘夢


全組終わると雄三が入ってきた。
雄三『よぉ、面白ぇことやってんじゃねぇか』
左京『いつからいたんだ』
雄三『あ?んなの最初からいたに決まってんだろ』
雄三は楽しそうに言う。いづみは思いついた。
いづみ『雄三さん、最初から見てたんですよね?じゃあ雄三さんに決めてもらいましょう!』
「いいじゃん、雄三さんよろしくー」
雄三『何で俺なんだよ。…強いて言うならめぐか?』
全員が絶句した。
「雄三さん、わたし客演だから。組対抗戦だからね」
雄三『しかしお前は計8人の芝居に対して対応した。しかも全員違うキャラクターでな。ぶっつけ本番でそれだけ出来たら大したもんだ』
左京『確かに一理あるな』
紬『そうですね、どんなシーンにも対応してくれましたもんね』
いづみ『よし、じゃあ異論はないね!優勝はめぐちゃんです!』
「はい?」
一成『おめピコー☆』
椋『めぐちゃんの演じるヒロインはみんな魅力的だったよ!』
口々に褒められ、どうしたらいいかわからないめぐ。でも褒めてくれるのは嬉しいからいっかと思った。
至『そういえばこの場合ご褒美はめぐが欲しい物ってこと?』
「あ、そうか」
雄三『おー、今日来たのはこれを渡しに来たんだったな。めぐ、ほらやるよ』
「マジか!雄三さんありがとう!」
太一『何もらったっスか?』
「ネズミーランドのチケット♪」
雄三『めぐに行きたいってせがまれたんだが、俺はどうも苦手でな。だからチケットだけやるから他の奴らと行けって言ったんだ』
「雄三さんありがとうー!」
雄三に抱きつくめぐ。もはや構図は親子だ。
万里『雄三さんのあんな顔初めて見たわ』
丞『俺もだ』
結局今度は誰がめぐと一緒に行けるかの対抗戦が開かれたそうです。

Fin
/ 242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp