• テキストサイズ

満開桜

第25章 We need you 全員 甘切夢


「わたしに何かしても万里は来ないって!何回言えば理解すんの!このタコ!」
男A『お前、摂津の女だろ?あいつが本命に絞ったとか聞いた時は嘘だと思ったけどよ。まさかホントだったんだもんな。』
男B『マジ今までのことは何だったんだっつーの!』
「何?自分の彼女でも取られたの?だから逆恨み?だから乗り換えられるんでしょ」
男C『さっきからうるせぇな!ちったぁ黙れ!』
バチンッバチンッ
男がめぐの顔を殴る。その様子をさらに別の男がめぐのスマホで録画している。
男D『さすがにここまでの見たら来んだろ』
男E『つか、まだヤんねぇの?もういんじゃね?ハメ撮りしたやつ摂津に送れよ』
男が椅子に縛り付けられているめぐの顎を掴んで上を向かせる。
「あんたがAVのハメ撮りでも見て抜いてろよ」
男E『この女、何でこんな生意気なんだよ!ムカつくな!』
バチンッビリビリ
男が殴ったあとにめぐの髪を鷲掴み、持っていたナイフでめぐの服を裂く。別の男が構えていたカメラの方に向かせる。
男E『おい、摂津。この状況がどーゆーことか分かるよな?お前の女がここでマワされんの、送ってやっからよ。楽しみに待っとけよ?』
「…万里ー、ここ来たらフルボッコされるんだってー。あはは、ば、万里に返り討ちにされるだけなのにね、」
男B『まじ黙れよ、こいつ!』
ーーーーーーーー
万里『くっそ!』
寮の談話室にいた万里は動画を見た瞬間に玄関に向かう。
千景『万里!何があった』
万里は苛立ちながら先程の動画を千景に見せる。千景の表情が消える。その音声に気が付いた何人かが玄関に出てきた。
丞『おい、今のなんだ』
万里『早くしねぇとめぐがヤバいんだよ!』
千景『場所はわかるのか』
万里『知らねぇよ!』
左京『落ち着け、摂津!』
万里『!?』
左京が苛立つ万里を一喝する。
左京『卯月、特定できるか』
千景『早急に』
左京『摂津、1人で行ったところで無駄だ。高遠、俺が一緒に行く。卯月、わかり次第連絡を、』
千景『特定出来ました。郊外の廃工場です。詳細はスマホに送っておきます。』
左京『さすがだ。行くぞ!』
/ 242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp