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満開桜

第24章 中庭 月岡紬のち兵頭九門 甘夢


九門『ホントに…?』
「ホントだよ?ね、もう一回言ってほしいな」
九門『〜!!…俺、めぐのことすげー好き。もっとめぐのこと知りたいし俺のことも知ってほしい。でも俺、付き合うとか、その…初めてだから、さ…みんなみたいにカッコ良くできないことばっかだと思うんだ。でもめぐのこと、好きなのは絶対負けないから』
「うん、ありがとう♪ね、ってことはさ初キスは?」
九門『…この間、めぐとしたやつ…』
九門は恥ずかしくなりめぐの肩に顔を埋めた。
「マジか、ごめん。めっちゃ軽い感じでしちゃった」
九門『あれはあれで嬉しかったから…』
「じゃあさ、今ちゃんとしてみる?」
九門『ちゃんとって…キスを…?』
「うん、この間わたしからしたから九門からして?」
九門『お、俺から!?…じゃ、じゃあ目、閉じて…?』
めぐが目を閉じる。
九門『(これがキス待ち顔ってやつ!?クソ可愛いじゃん!ってか、キスってどうしたらいい、!?)』
「ん…んん…」
九門『はぁ、…ん…(めぐの唇、めっちゃ柔らかい…なんかずっとこうしてたいかも…)』
しばらく啄むようなキスが続いた。
九門『ん…俺からって言ったのに、』
「だって待ってるのに長いんだもーん。だからしちゃった」
そしてめぐが九門の首に腕を回して耳元で囁いた。
「九門からのキス、楽しみにしてるね♪」
驚いて顔を真っ赤にしている九門を見て悪戯っ子のように笑い、また啄むようなキスをする。
九門『(あー、めぐには勝てそうにないな…)』
そんなことを思いながら、キスを堪能した九門なのでした。

Fin
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