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満開桜

第23章 ドロップ 兵頭兄弟 甘夢


「こんなに集めるの大変だったでしょ?」
十座『嫌々やったわけじゃねぇ。めぐが美味そうに食べる顔が見たかったんだ』
「そっか…すっごい嬉しいよ!夢のイチゴドロップ詰め!みんなに自慢してくる!あ、十座!」
十座『何だ?…ん…』
瓶を持ってドアの方に走っためぐがまた十座の元に戻ると背伸びをして唇を重ねる。いまさっきめぐが口に入れたドロップが2人の間を何度も移動する。
十座『ガリ…わり、噛んじまった』
「はぁ、…漫画みたいなキスだったね笑、椋に言ったら大変だ笑」
十座『だな、談話室行くか』
「臣とゲーマー組はきっといるからね!」
2人は談話室に向かいめぐはドロップを自慢した。
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翌朝inキッチン
幸『めぐ、それ何。まさか全部イチゴ味なの?』
「ふっふっふ…そうだよ!十座がねくれたんだぁ♪」
椋『えっ!?十ちゃんこんなに集めたの!?』
天馬『甘いもの好きにしか出来ねぇ所業だな…』
一成『マジヤバたん!めぐ、これインステあげてオケ?』
「存分に拡散して!十座のスイーツ愛が成せる技だからね!」
万里『いや、ぜってぇそれだけじゃねーから』
紬『あはは、めぐはどこかズレてるんだよね…』
「そういえば九門は?」
三角『さっききがえてたから、もうすぐくるよ〜』
「ちょっと呼んでくるね!」
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コンコンコン
「九門〜開けていい〜?」
ガチャ
九門『めぐ?どうしたの?』
「十座に私がイチゴ味だけ欲しいって言ってるって教えてくれたの九門なんだよね?」
九門『あぁ!うん、俺は甘いの食べられないから兄ちゃんに頼んだんだ。その様子だともらったのか!』
「うん!すっごい嬉しかったから九門にもお礼したくて!」
九門『お礼なんていい、!?』
断りを入れようとした瞬間、めぐの顔が目の前にあり甘い匂いと共に唇に柔らかい感触がした。
「ありがと、九門♪あ、朝ごはん早く食べないと遅刻しちゃうから早くおいでね」
めぐが階段を下りると九門は顔を真っ赤にしてへたり込んだ。
九門『い、今のって…キス…だよなぁ…』
初めてのキスに戸惑う九門は結局遅刻ギリギリだったそうです。

Fin
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