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満開桜

第20章 自分の身は自分で 全員 甘夢


PM21:00
ガチャ
万里『ただいまぁ』
十座『ただいまっす』
臣『ただいま』
左京『戻ったぞ』
莇『帰った』
「みんな!」
莇『おい、お前大丈夫なのかよ!こんなに怪我して…』
結局めぐは連れていかれた時と蹴られた時の痣、廃材に突っ込んだ時の打撲、転んだ時の擦り傷、ナイフで切られた頬の切り傷など何箇所も怪我を負っていた。
十座『病院行かねぇのか?』
いづみ『私もそうしようとしたんだけど、めぐちゃんが警察沙汰になるのは嫌だって…』
太一『みんなが戻るの待ってるって聞かなかったッスよ』
臣『めぐ…』
「病院に行ったら絶対ばれちゃう。警察呼ばれたら劇団に迷惑がかかる!それだけは絶対やだ!」
左京『めぐ』
ビクッ
左京『よく頑張ったな。お前は立派だ』
ポンポン
「左京さん…?怒らないの…?」
左京『今回、お前にはなんの落ち度もない。寧ろお前は劇団を守ったんだ。怒る理由がないだろ』
左京に怒られると思っていためぐは優しく頭を撫でられ涙が溢れてきた。
「…ふぇ〜…」
莇『あ、クソ左京が泣かせた』
万里『左京さん、もう少し優しくしてやれよなぁ』
左京『な!?俺は何もしてないだろ!』
臣『まあまあ、とりあえず腹減りません?晩御飯、今から作るんで食べませんか?』
十座『確かに腹減った』
「さっきね、カズがコンビニでプリン買ってきてくれたの!限定のやつ!あとでみんなで食べようね!」
莇『あ、泣き止んでやがる』
左京『めぐ!さては嘘泣きか!?』
「失礼な!早くご飯食べて一緒にみんなでプリン食べよー!」
十座『限定プリン…』
万里『兵頭、どんだけ食いたいんだよ…』
臣『もう出来るからなぁ』
太一『臣くん、さすがッス!』
「プリン♪プリン♪限定の〜プリン♪」
左京『めぐ!茶ぐらい淹れろ!』
「ガッテンだ!」
こうして無事に帰ってまたいつもの日常に戻ったMANKAIカンパニーなのでした。

Fin
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