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glorious time

第12章 キツネアザミと矛盾の芽


『今日は、その……シてくれる?』

「ん〜?俺的にはまだまだ体力回復させてやりたいところなんだけどなあ……つらい?」

『…………リアもう何日もその……が、がまんしてる』

その通り、何日も我慢させている。
というのも健康的な睡眠時間を確保するため。

今日という日に身体の治癒を間に合わせるためには、俺に最後まで手を出されてしまうと朝まで抱き潰されかねないので……俺が制御していたのだが。

「そんなに俺がいいの?」

『ぅ……、中也さんだって我慢してるくせに』

「そりゃあするだろ、リアちゃんと一緒にいるんだし」

『今日こそ「明日も遊ぶだろ?」ううぅ、でも中也さん……』

いちゃいちゃしたい、と目が訴えかけてくる。
可愛いなぁ、そんなにえっちしてほしいのか、そうかそうか。

「玩具で満足させてやろうか」

『昨日もそれでひどいことしたもん』

「ひどいことって?」

『………………中也さんがいい』

その一言にトドメを刺されて反応させてしまっては世話無いのだが、どうしてくれる。

「でもリアちゃん、本番始めると絶対煽ってくるよな?三回とかじゃ終わらせてくれないよな?」

『ダメなの?』

「寝かせたいんだよ少しくらい」

『……わかった、じゃあリアが勝手に中也さんにすることにする』

えっ、と声にした時には既にベルトに手をかけられており、そのままファスナーを口にくわえ……ってちょっと待て。

「リアちゃん、そんなのどこで覚えてきた」

『手使ったらダメだったから「使っていいからやめてくれそういうのは」そういうのって?』

「……おまえがその……服従してるみたいにみえるから、やめて。俺のご主人様だろ?」

『嬉しいんじゃないの……?』

「興奮はするけどそういうことはおまえにはさせたくないんだよ……数回だけな?煽らないな??」

結局は折れるしかないのである、この子の欲求不満は俺が調教したせいでもあるし。

『…………中也さんが抱いてくれるの??』

「おう」

『そっか、てっきりリア飽きちゃったのかと思っ____』

ありえない発言が聞こえて口を塞ぐ。
言わせるかよそんなこと。

「……飽きたように見える?」

『…………え、と』

「俺だって我慢してたんだよ、加減はしないから覚悟しておけよ」

頭に触れるとビク、と震えて顔を逸らされる。
恥ずかしがり屋め。
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