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glorious time

第8章 タイムリミットとクローバー


ろくに力も入っていない手をそこへやって、そこから引き抜こうとするのを嫌がる姿にまた昂る。

「っ、…リア、あんましすぎるとマジでそろそろ身体に障んぞ…!」

『…、せ、えき…だ、しちゃやら……、…リア、のだもん、いや…』

そういうことを言うからまた煽ってんのに微塵も気付いてやがらねぇ。
どんだけエロいことしてくれちまってるのか自覚ねぇだろお前。

『ぬ、抜くんならッ…い、いよ、?せ、栓してでも出さな…っぅ、…ぇほ、ッ…』

嘔吐くように噎せ始めるのにあーあー、と背中を摩るのだが、やけにこういう時は強情で、譲ってくれない。

『……うし、ろも…頂戴』

「…次じゃだめか」

『だ、め…っ……口、にも欲しい、の…使い物にならなくなる、くらい…いっぱい、頂だ、…ッ、…』

既に出すだけ出されてる奴が何言ってんだ。
そもそも男の精液のにおいなんか嫌いなくせに。

ここまで無理させてんのに、まだすんのか。
そんなことのためにするような行為じゃねぇだろ。

「お前、見てらんねぇくらいに頑張ってるよ。もう休んでいいんじゃねえの」

『…っ、いや、!!!』

つい先日、彼女の嫌がる声を無碍にして置いていってしまったばかりの俺に逆らう権利はない。
そもそも、この身は既にこの子のために捧げているようなもの。

「…体調悪かったら、正直に言うこと。今度こそ一緒に連れて行くし、置いていかないから絶対に言う…いいか?」

『……うん、』

どうして、涙を流すのだろう。
俺はどうして、お前を泣かせることしかできないのだろう。

「ん、いい子…、っ」

『ぁ、…ッ』

自身をそこから引き抜けば既にドロドロになっていて、蜜壷から垂れてくるそれらを慌てて指で塞ぎ、ナカに戻すようにしてやれば、心地よさそうに…ほんの少しだけ、幸せそうにしてくれる。

『っん、…ほん、とに……お世話されてる、みたい…えへへ、』

「…嫌じゃねえの」

『大好き…』

この行為自体がでは、ない。
俺に向けて放った言葉だ、恐らく。

ちぅ、と力なく腕に吸い付いてくるのにし返すように、また彼女の身体に印をつける。

「…こっち入れたら、出ちまうかもしれねえけど」

『……そっちにも、くれるならいいよ』

「命令してるんだよなそれ…はいよ。明日は一日おんぶだなこりゃ」

『……明後日、は?』

「お望みとあらば、いつでも」
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