第9章 冬休み
「春樹はなんで不良なのに頭いいんだよ。何?なんかカンニングでもしてるのか!?」
「あ?俺の横にはこのバカしかいねぇだろ。」
そう言い私の頭の上に手を置く春樹。
「カンニングしたところでコイツから得られるものなんてねぇだろ。逆に間違った答え書かされるわ。」
「…確かに。」
「おいー!バカで話を進めるな。」
*
それから、冬休みの注意事項などを体育館で集まって聞き、明日から冬休みが始まることになった。
「よっしゃああ!冬休み〜!!」
「確か1月の7日までだよね?結構長いんだ…!/////」
「そ、そうそう!/////」
「…」(翔真が告白するのは年明けかなあ。)
今日が冬休み前最後の皆で一緒に帰れる日。
「また初詣とか誘うから行こうな!?クリスマスパーティーとかやる!?」
「うるせぇ翔真。先のことばっか語ってんな。」
「えー!いいじゃん!楽しみなんだし!」
「はいはい。」
「菜月まで俺をあしらうー!!」