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夜空を見たとき。

第1章 一章 〇〇は突然に



昔から、おとなしい子だと言われていた。
それもそのはずだ。そうしていたんだから。私には前世の記憶があるのだ。
生まれて間もない頃、生死をさまよう病気をしたと母に言われた。その後無事に治り事なきを得たのだがその時から私には前世の記憶がある。

前の自分は会社員だったそれもブラックな会社の。

「あぁまんば尊い…尊すぎてつらみ…」
刀剣乱舞はそんな日々の癒やしだった。
毎日会社から帰ったあと、刀剣乱舞を開きログインボイスを聞き誰か当てる。
いろんな美形の刀がいたが、その中でも私は山姥切国広。通称まんばが最推し。
見た瞬間ひと目でわかった。好きなやつやん。とそこから私はまんば推し。
そんなオタクな社畜は、25歳で幕を閉じた。

ある日会社がやっと終わり終電で帰るときの事。
駅のホームを出て帰路に着く。が私の後ろに足音がしていた。私が曲がるとその足音もついてくる。段々と足音が近づいてくる気がする。やばいやつかと思い次第に早歩きになる。がその足音も近づいてくる。やばい。真後ろだ。そう思った次の瞬間ブスリと刺されその後の記憶がない。

我ながらあっけない人生だと思う。 

その記憶が思い出した後も変わらず、私はすくすくと育っていった。この世界は私がいた世界とあまり変わらない、いや、ほぼ同じ世界だ。なので小学生の勉強なんて余裕。ちょろい。だがあまり子供らしくない子供だったと思う。
いかんせん精神年齢が高いから他の子と遊ぶのがきつい…本ばかり読みあまり遊びに誘われても断っていた。だっておままごととかリカちゃん人形はきつくない?25歳が幼稚園児とまじってリカちゃん人形きつくない??
そんな私でも両親は一人娘の私を本当に可愛がってくれた。妙に他の子より大人っぽいのは前世の記憶があるからとか話せないのでつらい。 
そして高校卒業をしたあとだ。事件は起こった。



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