第11章 死者の夢
「仮病禁止って言ってたのに……」
真っ赤な顔が可愛い。やっぱりこういう反応がいい。
「仮病じゃない」
クマ耳の付いた、もこもこの寝間着を脱がせて白い胸の突起に噛み付く。
「……っ」
びくびくとは反応した。甘くしごくと声がもれて、可愛すぎてくらくらしてくる。
「好きだ……」
指を絡めてささやくと、いつも言っていることなのには泣きそうな顔をする。それに最高にそそられて、ローは服を脱ぐと、もう余裕もなくに食いついた。
「ん……ふ、……ん!」
舌を絡めて裸で抱き合って、弱いところを責めるとはすぐに泣きじゃくった。
「すげぇ濡れてる。も本当はしたかったろ。エッチだな」
「そ、そんなことないもん」
花芯を爪先で柔く引っかいて「本当に?」と確認すると、「キャプテン意地悪……っ」と責められた。
「ベッドでの呼び方は?」
首を振られてしまった。
「ふうん?」
ゆっくりと指を入れると、の体は柔らかく熱くローを受け入れた。
「ふぁ……っ」
腰がのけぞるをのぞき込みながら、「呼んでくれ」とローは求めた。
中で指を動かしながら、親指の腹で花芯をなぞると、は身をよじって泣きじゃくった。
(毎回こんなかわいいの反則だろ……)
毎日可愛さが更新されて、その分嫉妬深くなってる自覚もあって、小悪魔だなと思う。
「キャプテン、ちょうだい?」
イかせずに弱いところばかり微妙な刺激を繰り返されて、泣きながらは懇願した。
どくどくと下半身が脈打つのを感じながら、「キャプテンじゃないだろ」とローは言い聞かせる。
「なんて呼ぶんだっけ?」
「……ロー」
弱々しくたどたどしい声では呼んだ。
「よく言えました」
いい子だと目尻にキスして、ローは限界まで張り詰めた己をの中に埋め込んだ。
「あ、あ、あ……!」
(きつ……っ)
もともと体格がだいぶ違って、の中はローには小さいのだが、数日ぶりのせいかローを忘れたみたいに抵抗してくる。