• テキストサイズ

人生、流された方が楽だよね【あんスタ】

第14章 かみさまです。


すると先輩は私の頭にそっと手をそえる。


「わたるはしんぱいしていました…たまにほまれはひとりでくるしそうなかおをするときがあると…」

「たまにはたよってもだいじょうぶなんですよ?ぼくとはさっきあったばかりですからむずかしいかもしれませんが…"れい"や"しゅう"…"なっちゃん"…そして"わたる"も。みんなちからをかしてくれます。もちろんぼくもです。」

優しく私の頭を撫でながら微笑む先輩。

「むりはきんもつですよ~?むりにじゃなくてもいいのでいつかぼくたちにはなしてくれるとうれしいです」


なおも私に微笑んで優しく撫でてくれる深海先輩。
その優しさに涙が出そうになる。

しかし、言えない…これから彼らに何が起こるかなんて。
彼らには笑っていてほしい。
苦しむのは私だけでいい。

本来、居るはずのないこの"雅楽川誉"独りが犠牲になればいい。







それで彼らが救えるのなら。
"私"はなんだってするとしよう。
/ 51ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp