第2章 現実とは…*
気がつくと朝になっていた
目の下が痛い…
たぶん真っ赤に腫れているんだろう
「おはようクソ女」
襖があくなり低い声が聞こえる
沖田さんだ…
しかもクソ女って
『おはよう、沖田さん朝から素敵な挨拶どうも』
「飯の時間でさァついてこい」
嫌みな感じで言ったのにまるできいてないみたい
そういえばごはんなんていつ食べたかわからないくらい食べてなかったなぁ…
部屋につくと男しかいない
屯所って男しかいなかったんだ…
ちょっと気まずい
席は当たり前のように沖田さんの隣
嫌がらせに見えるが他の人は昨夜のこと知らないんだ。
「てめぇの飯だ全部食えよー」
出されたのはペット用の器に入れられたごはん…
これで私に食えと・・・イラッ
ムカつくけどお腹が空いてるため我慢して食べた
みんなビックリした顔でこちらを見ている
「あのー総悟君?面倒みてあげてっていったけどちょっと違うんじゃないかなぁ、うんうん。」
「俺が拾ったんでさァこいつは犬同然の扱いでいいんじゃないですかィ近藤さん?」
「嫌だめだからね!?もっと大事に扱わなきゃ駄目だからねー!!!!」
「近藤さん、総悟に世話押し付けるのは無理だと思うぜ。俺だったらごはんにマヨネーズいっぱいのせてやるのによ」
「土方さんは犬のエサ作るのプロ級ですからねィ」
「総悟…てめぇ殺すぞ!!」
『もういゃ…』
なんだかんだで騒がしい時間が過ぎていった