第1章 夢の始まり…*
「この子を調べたところ山の向こう側にある小さな村のこみたいだ。天人に村を襲われている…」
「…てことは近藤さん、その村はもう手遅れっていいたいんですかィ?」
「まぁ…そうだな…。あの村には前にいろいろとお世話になってな、これもなにかの縁だ。恩返しというわけではないがその子をここで保護する。総悟面倒みてやってくれ」
「・・・。」
・・・あれ、また寝てしまったのかな?
「起きやした?」
変なアイマスクをしている…隊長っていってたっけ?
はずしながら欠伸をして眠そう…
ずっとこの部屋で私についていてくれたんだ…
「いきなり倒れてこの部屋まで運んだんでさァ、お前の名前教えてくれねェか?あっ俺は一番隊隊長沖田総悟だ」
『めいかです…沖田さん私…っっ』
あの村でおこったことが頭の中を駆け巡る
目の前で親を殺された…友達もみんな…
涙が止まらない
「お前…ずいぶんと辛い目にあったんだな」
『なんで私だけ生きてるの…私もあのとき殺されていればこんな辛い思いしなくてすんだのに…死にたい』
この世界から消えてしまいたいと思った…
「・・・そんなに死にてェなら俺が殺してやるよ。てめぇなんか生きてる価値ないでさァ、自分が一番可哀想なヒロイ ンみたいなこといってんじゃねーよ。生きたくても生きられないやつだっているってこと覚えとけ…」
・・・イラついた、ここで平和に暮らしてるやつに言われたくない…この人がなにをいいたいかわからなかった。
この人目がまじだ…
この日の夜はずっと泣き続けた、、
「・・・ふぅ~今日はタバコがまずいな」