• テキストサイズ

リヴァイがハンジを好きになる少し前の話

第8章 やはりコイツはクソ女だ


「……………」
ペトラは黙りこむ。
「彼は思った以上に大事にしているんだな」
「……………」
「ハンジの事を」
「……………」
「ペトラ?どうした」
「……………なんで団長がそんなこと知ってるんですか」
「……………」
「兵長に聞いたんですか」
「……………」
「団長っ!」
「悪い、言えん」
「団長ーー!」










****


「ねえリヴァイ」
ハンジ先程の廊下を歩きながら、隣にいるリヴァイに歩きながら尋ねた。
「……なんだ」
「リヴァイには、好きな人とかいないの?」
「……………」
「あっ、ごめん、気を悪くした?」
「……………」
謝るハンジにリヴァイは無言のままだ。
そして、数秒たったあと、無言だったリヴァイが口を開いた。
「………いないこともない」
まさかそんな回答が返ってくるとは思いもしなかったハンジは急いで横にいるリヴァイの顔を覗き込むようにして、少し目線を下げた。
「えっ!だれだれ!?」
「………教えて欲しいか」
リヴァイは顔は前を向いたまま、目線だけをハンジに向ける。
ハンジはよりいっそう、リヴァイに近づいた。
「うんっすごい気になるんだけど!」
「そうか……」
「教えて教えて!」
リヴァイは今度は前しか見なくなっていた。
ハンジの方には目を向けていなかった。そんな状態で、言葉を発した。
「………そんなに知りたいなら教えてやらんこともない」
「!えっ!ほんとー?だれだ…んん!?」
リヴァイは近づいたハンジの後頭部をぐっと押さえて、自分に近づけた。
そして唇を塞いだ。
その間、ハンジは一瞬の出来事過ぎて、ただただ、驚くだけで、なんの行動も起こさなかった。
「…ふ、…ぷはっ!リヴァイ!?何するのさ!?」
ハンジの顔は今までに見たことなく、紅潮していた。そして、手の甲で口を隠す。
「はっ…だから、教えてやるっつったろ?」
リヴァイは意地悪そうにハンジの顔を見つめ、口角をあげる。

「クソ女」
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp