第5章 コーヒー
* * * *
「うまくいったか?ペトラ…」
「はい。ばっちりです。あれ、とけるの早いですね……こわ。」
「多分大丈夫だと思うんだがな。もし違っていたらもうハンジはこの店から出ていってるだろうからな。」
「…なるほど。あの薬って、巨人の生殖実験の時に使ったやつですよね?」
「あぁ。巨人にそういう感情が生まれるか、という実験のやつだ」
「……じゃあ、深く考えてなかったけど、あれを飲んじゃったら…まさか…?」
「そのまさかだ。…したくてたまらなくなるな」
「しかも、巨人用の量だから……」
「……これ以上はもう言わないでおこうか」
「しかも、好きな人にしか反応しないから、出てこないってことは、…………キャーーーー!」
店の外でエルヴィンとペトラが不思議な話をしていたなんてことは、もちろん二人は全く知らないのである。