第3章 ヒメタオモイ*
「何余裕ぶっ、てん、の」
背中に一発喝をいれる
打撃音が辺りに響く
「いってぇ!」
「いつか、現れるよ、青峰くんよりすごい人」
嬉しそうな表情でため息をひとつ。
「そうだな…
ま、お前が連れてきてくれるかもしんねーし」
「いざとなったら、それもアリ」
「…ありがとな」
ゴツゴツした手が頭に降ってくる
ちょっとは元気になってくれたかな…
校門前
見慣れた校舎の目の前に着いた
キーンコーンカーンコーン──…
予鈴を報せるチャイムが学校中に響き渡る
「やば!青峰くん、またね!」
「おう、急げよ~」
呑気にのんびり歩く青峰くん
ほんとに遅刻常連者だなぁ
駆け足で教室にゴールイン
本日も無事遅刻回避です