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赤司家の兄妹【黒バス】

第2章 兄と妹




「せ、征くん…」

暗闇の中で抱き合う男女
満月と冷たい澄んだ空気だけが二人を包んでいる

顔は見えないけど、
こんなに弱々しい兄はあまり見た事がない


「…」

ぎゅっと、
力が強くなった

「…」

何も言えない
何も言わない


俺たちは、

血が繋がってなくても
兄妹であって。

分厚い壁がある

黄瀬が羨ましい

他人を羨ましく思ったのは何時ぶりだろう

いやあの日から
君に出会った日から
俺はずっと思っている

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