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赤司家の兄妹【黒バス】

第6章 脆い壁





ミンミンミン…


耳に入るのは蝉の鳴き声。

夏の日差しが降り注ぐ。
熱い眩しい光。


赤司邸。


夏休み。

帰宅部長女。ニート生活が定着。
毎日ゴロゴロ。ダラダラ。



ソファに屍が一体。

寝転んでファッション誌を眺める。



表紙を飾る自分の姿。
なりたて専属モデル。


大きな瞳がぼんやりと時計を映す。
何度時計を見た事か分からない。


自身の時間は停止していても、
時計は針を進めていく。

疲れを知ることなく、ずっと進む。

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