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赤司家の兄妹【黒バス】

第5章 暗雲低迷






頬を通り過ぎる雫。
胸が締め付けられる。

見れない兄の姿。


甃の上を足早に歩く。

どんな顔をしているのか。




靡く栗色の髪。
毛先は名残惜しく目の前を通り過ぎる。
手を伸ばせば届く距離。



俺に掴む資格はない。






────14歳。



初めて恋をした。

初めて失恋した。






心と躰が死んでいく────…






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