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赤司家の兄妹【黒バス】

第5章 暗雲低迷




タッタッタッ────…

軽快な足音。
暗闇でぼやける人影。

だんだん近づいてくる。


「璃依!!」

「遅かったな。心配したぞ」


暗闇に響くテノールの声。
冷静な物言い。
それとは裏腹に、額に薄らと汗。
不規則な呼吸。

大好きな、兄。



「せ…征くん?どうしたの?」


キョトンと首を傾げる。
身に纏うジャージ。
いつもと違う匂い。鼻につく。



「帰りが遅かったから…心配したぞ」

「ごめん、話し込んじゃって…」


拙い会話。
何となく気まずい感。

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