• テキストサイズ

Vampire kiss(太輔)

第5章 ヴァンパイア


ー太輔視点ー


木村さんから連絡が来た。


今夜、ちゃんが来ると………





俺はいてもたってもいられず、仕事が終わると直ぐにオアシスへ向かった。



オアシスに着くと、既にちゃんが来ていた。



「太輔くん!!」


ちゃんは俺を見て驚いた顔をしたけど、あの日の様に怯えてはいなかった。


太輔「木村さんに、今日ちゃんが来るって聞いたんだ」
「そうなんだ」


ちゃんはいつもの優しい笑顔を見せてくれた。



拓哉「それでここに来たということは、気持ちが決まったんだ」
「はい」


そう言うとちゃんは俺の方を向いた。



「太輔くん」
太輔「はい」
「もうひとりの太輔くんを見せてくれる?」



俺は少し戸惑ったけど、ちゃんにヴァンパイアの姿を見せた。



じっと見つめるちゃん



ふーとひと息はくと、ちゃんはニコッと笑った。



「うん、大丈夫。怖くない」
太輔「えっ?」
「初めてこの姿を見た時は、余りにも突然だったからびっくりして戸惑ったんだ。でも、もう大丈夫」




そう言うとちゃんは、俺の頬にそっと触れた。



「うふふ。やっぱり太輔くんは美人さんだよね。ヴァンパイア姿も綺麗だよ」
太輔「あ、ありがとう///」



/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp