• テキストサイズ

Vampire kiss(太輔)

第4章 過去………そして未来へ


「これを飲むと、私もヴァンパイアになるんですよね?」
拓哉「そう。これに藤ヶ谷の血を混ぜて飲むと、ちゃんもヴァンパイアになる………けど、飲むなら覚悟を決めないといけないよ」



そうBloodを飲むと、もう人間には戻れない。

今まで通りの生活はできなくなる。



「木村さん、これもらっていってもいいですか?」
拓哉「えっ?」
「木村さんの話を聞かせて頂いて、私色々考えさせられました。木村さん、太輔くん、お2人がヴァンパイアとして苦しんだ事、そして人間として苦しんだ静香さん。改めて私自身の事を考えたいです。そして、私なりの答えが出た時に改めてこれを持ってオアシスに来ます」
拓哉「わかった」


木村さんは小瓶にBloodを入れると、ちゃんに渡した。


「では、また連絡しますね」


ペコッとお辞儀をすると、ちゃんは帰って行った。




俺が店に出て行くと、木村さんがニコッと笑った。



拓哉「ちゃんって、いい子だな。あの子がどんな答えを出しても、気持ちを大事にしろよ」
太輔「はい」


木村さんは俺の背中をポンポンと叩き、送り出してくれた。


/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp