• テキストサイズ

Vampire kiss(太輔)

第2章 想い


裕太「あー、せっかくコンサート楽しかったんだから、湿っぽいのはやめようよ」
俊哉「そうだね。Smile、Smileってね」
健永「宮田、意味わかんない………」
宏光「ねぇちゃん、今日ってこの後予定ある?」
「ううん、特には」
宏光「じゃあ、俺達これから打ち上げするんだけど、一緒にどう?」
「私、行っても大丈夫なのかな?」
裕太「いつも俺達が行ってる所だから、大丈夫だよ。何かあったら宮田が盾になるから(笑)」
俊哉「そう、俺がこうやって盾にね………って、おい(汗)」


俺達はツアーが終わると、いつもオアシスで打ち上げをしていた。


太輔「ミツ………ちゃんをオアシスに連れて行くのは、ヤバくない?」
宏光「大丈夫しょ!」
渉「太輔、木村さんだったら大丈夫だよ」
高嗣「ちゃん一緒に行こ!!」
健永「うん、一緒に行こうよ!」



確かに木村さんだったら大丈夫だと思う。

けど、あの場所はヴァンパイアの溜まり場。




俺達以外のヴァンパイアがいるかもしれない。



そんな所にちゃんを連れて行くのは、ちょっと気が引けた。


渉「太輔、忘れたの?木村さんの能力を……」



木村さんの能力………それは他人の考えがわかる事。

人間もヴァンパイアも同じ様にわかるらしい………

半径1km以内にいる人の考えはわかるって言ってたけど…………本当に大丈夫だろうか?


「太輔くん………太輔くんがダメって言うなら、私は遠慮するけど……」
宏光「藤ヶ谷、そんなに心配なら、お前が守ればいいじゃん」
太輔「えっ?」
裕太「そうだね。宮田じゃたよりないしさ」
俊哉「タマさ〜ん(泣)」
「太輔くん……」


不安そうなちゃん


友達がたくさんできたって喜んでた。

あんなに楽しそうだったのに………


太輔「ちゃん、何があっても俺の側から離れちゃだめだよ」
「うん………」
太輔「………一緒に行こうか」
「うん!」


嬉しそうに笑うちゃん





俺はこれから、彼女をヴァンパイアから守らなくちゃいけない。






ヴァンパイアから………



/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp