第2章 幼なじみから………
ー高嗣視点ー
その後、仕事の都合で家を出た俺。
しばらくして、久しぶりに家に帰ってきた。
高嗣母「ご飯できるまで、部屋でゆっくりしてたら?」
高嗣「そうする」
自室に行き、ベランダに出る。
高嗣「う〜ん、こんなにのんびりするの久しぶりだなぁ」
ベランダで佇んでいると、何も知らないが出てきた。
高嗣「よっ!」
「えっ、高嗣?びっくりしたぁー(汗)帰ってたんだ」
高嗣「元気そうじゃん」
「うん、元気だよ」
そう言ってニコッと笑う
大人っぽくなって少し戸惑ったけど、笑った顔は昔のまんまだった。
「高嗣凄いじゃん。いっぱいテレビ出てるし、CDとかもいっぱい売れてるんでしょ?」
芸能人になった俺
周りの大人達に褒められるより、に褒められたことが、凄く嬉しかった。
高嗣「いやいや、まだまだだよ。今売れてるのは、俺以外の6人のお陰だから………もっとがんばらないと」
ニコッと笑うと、頑張れ!!って言う
その一言で頑張れるような気がした。
あの日………に初めて彼氏が出来たと聞かされた日。
あの時にはわからなかった、この気持ち
離れてみて、それが恋だと知った。
を好きなんだと………
幼なじみじゃなく、ひとりの女性として………