第4章 極付粋合体
皆が集まった日から数日後、今日は四人がモジカラの練習中。流ノ介が沫を書いたら実際に水しぶきが出てきて流ノ介の顔にかかってた。
(アハハッ(笑)水も滴る良い男ってか(笑))
次にことはが石を書いたら実際に石が出てきて流ノ介の足に落ちてた。
(流君今日は厄介な日だな(笑))
茉子ちゃんは風を書いて実際に風が吹いていた。
(茉子ちゃん本当格好良い(笑)でも、心配は千明なんだよなぁ)
千「おっかしいな、こうだっけか?」
『千明、それは……』
丈「駄目だ紀保。教えたら」
『でも……』
なんか言おうとしたら彦馬さんが千明の頭を叩いた。
千「いって~」
彦「書き順が違う」
千「あっ、そうか……って叩く事はねぇだろ!マジで痛かったし今」
私は、千明の頭を撫でた。
『これで痛くなくなった?』
千「お、おう///」
あたしは、丈瑠の隣に戻ったら不機嫌だった。なんでだ?
彦「うるさい!自分の文字も書けぬのでは殿と姫のお役に立てんぞ」
千「はいはい」
千明はこっそりと木のエンブレムを熊折神に変えて彦馬さんの足に噛みつかせたが流ノ介の龍折神で攻撃し噛みつかせるのを止めさせた。
流「千明!折神をそんなふうに使うな!それに殿と姫の前だぞ!」
千「その殿と姫っていうの止めない?それに紀保も言ってたじゃん気を遣わなくて良いって。あ、それともなんだよ、さっきのが羨ましいのか?」
流「なっ///羨ましい等ではない///!私は、侍としての心得をだな」
千「顔を赤くしながら言ってても説得力無いぜ。それに俺、別に時代劇ごっこやりに来たわけじゃないし、俺、あいつの家来なーんでもないしさ」
丈「俺を殿様だと思わなくてもいい、だが軽い気持ちでシンケンジャーやるんなら今すぐクビだ」
千「勝手に決めんな!」
丈「勝手に決める!役に立たないやつは必要ない」
千「なんだよ、お前もさっきのが羨ましいんだろ!」
丈瑠はさっさと奥に行ってしまった。
千「あいつ感じ悪っ」
そう言ったら彦馬さんにまた叩かれていて私は、静かにその場を離れた。
『丈瑠、あの言い方は無いんじゃない?それじゃ、誤解して伝わらないよ』
丈「別にいい」
『でもさ……』
丈「俺は、お前だけ居ればそれでいい」
そう言って頭をポンと撫でて行ってしまった。